自由気ままな一人旅のように、自由気ままに言葉つづる時間。

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プロフィール

souheishimizu

Author:souheishimizu
 

清水漱平










言葉を綴り、


ときどき線を描き、


まれに色を塗ります。

























Come attracted a wave of summer
動 by TOM'ambitious Laboratory.







絵 by lomeqatrive@pixiv









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こうしろとでも



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まあ、どうぞ、おかまいなく。


回復するのは徐々
あせるのは当然だけど
いまは休むのが仕事と
わりきって

いままでの苦労は報われるよ
しばらく私に任せておいて
いまは休むのが大事と
わかってよ

どんなに優しい言葉でも
変えられないものがある
どんなに厳しい世界でも
生き抜く人がいる

なにが正しいのかなんて興味ないな
ありのままで生きていくだけ


多少は成長するものだから
多少の改善要求くらいは
鵜呑み程度でよければ
まあ
どうぞ

それでも

おかまいなく

大切に想いながら
どうしようもないと嘆く
大切に感じながら
引き際のようなものも
まあ
どうぞ

おかまいなく


さんざん生きてきた気がするのに
いざというとき名残惜しくて
未練たらたらとでも言うのか
まだまだ見足りない
まだまだ聞き足りない
まだまだ遊んでいたい

まあ
どうぞ

なにが正しいのかなんて興味ないな
ありのままで生きているだけ

人も波も寄せては還る
ありのままで生きてみるから

おかまいなく




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曲がる私の気持ち




水を浴びた
肌を冷やす
室温30℃から下がらない
熱せられたままの建物

気温の感覚
昔と違う
なんだか今日は過ごしやすいかも
データの数値は
熱せられたままの建物


汗したたり落ちた手元に
繰り返し書き続けるノート
歪んだ
湿った
乾いた

曲がる
私の気持ち
真っ直ぐ生きると感じていたのに
曲がる
曲がる

未知の形は記憶が頼り
深層意識に埋め込まれているはず
生まれる前に視たことがあるような気がして
誰にも問えないまま
鏡を見る

誰かの声に押しつぶされそうだ
責任の重さは耐え切れないな
鏡を見れば笑いながら立っているというのに
ちくはぐなんだ
よろよろなんだ
しっかりと立っているのに
ふらふらなんだ


梅雨の余韻が窓から伝わる
埃が湿ってしまう前に
拭いておくよ

大切な思い出さえ捨ててしまえるのは
潔癖症と似ている
あれもこれも捨てたがる症状
どこか狂っている
なにか困っている
つまり苦しんでる
あの人も


さんざん私を苦しめた
あの人も
そういうことなら
もうこれで
おしまい
梅雨の余韻が窓から伝わる
さあ流しましょう

どうかな
それはそれで無理があるよ
どこか狂っている
なにか曲がっている
つまりデキレースそのもの
誰にも問えないまま
鏡を見る

誰かの声に押しつぶされそうだ
責任の重さは耐え切れないな
鏡を見れば笑いながら立っているというのに
ちくはぐなんだ
よろよろなんだ
しっかりと立っているのに
ふらふらなんだ


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暦は大暑



暦は大暑
梅雨空のような雨が降る

乾ききった大地が潤いながら
しなびかけていた葉が蘇える

恵みの水を求めて
希望するだけ

背中を押してほしい
つまり
自分一人の力では足りない
感じていた

心の支えや
霊の守りも
他力と呼べるものだとしたら

背中を押されたとき
なにかがうまくいったとき
自分一人だけじゃない
思えてくる


きりのいいところ
きりあげたくて
きりのわるい
ばつのわるい
いつものこと


梅雨空のような雨が降る

乾ききった大地が潤いながら
しなびかけていた葉が蘇える
暦は大暑



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水面上昇



夜更けに自分の叫びで目覚める
そんな頃もあった

夜明けに汗びしょ濡れの目覚め
蒸し暑い夏の空気

伝えたいことがあったはず

なんだっけ
なんの話だっけ


重いものほど
浮かびあがる



ごろんと音がした
そんな気がした

遠のいていく
遠のいていく
        意識



いや違う


覚ませ



ぼくは気づく
生かされている
ぼくは動く
がむしゃら


みっともなくていい
くるしいのも承知
ぼくは



来た

丘が遠い
気にするな
水面上昇のせいさ








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肌さわる風



みかけよりも深い鍾乳洞
想像よりも冷たい空気

肌さわる風

わさびを練りこんだ
そば
うちたてらしい
ほら

醤油ベースで


まもなくバスの時刻になる
さっさと会計すませないと

乗り遅れても気にしなければ


滝がある

スギの木立


めまいのような
斜面



古い看板
少年の日のまま
増えたのはサビ



いまは使えなくなった井戸の
名残りに苔むす石段を登った

肌さわる風

早く早く早く
せかされながら
わざとゆっくり歩いたのは
ごめん
きみのスカートの中が見えるから
セミの声にぎやかすぎて
飛ばしあう声もかすれる
いいよ
きみの選んだ服どれもが

夏の輝きを象徴していた


肌さわる風

河辺
涼む
窓ガラス張り合わせテープ
端めくれてる


まいど
久しぶりだね
元気だった?

肌さわる風

ええ
おかげさまで

わさびを練りこんだ
そば
うちたてらしい
ほら

醤油ベースで


肌さわる風

まもなくバスの時刻になる
さっさと会計すませないと

そうそう時刻表変わったから
バスもう来ないよ

早く言ってよ

このまえ時刻表変わったんだ
バスもう来ないよ



ずっとここで暮らしちゃいなよ

滝がある

スギの木立


めまいのような
斜面



古い看板
少女の日のまま
時を巻き戻す軸となる

この扉さっき入ってきた扉ここから

時を巻き戻す軸

浴衣を脱いで水を浴びる
少女の日のまま
なにもかもが化け

肌さわる風






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わかったうえで



もっとあるんだよ
やりたいこと

まわりのことより
やりたいこと

ああ なんて わがまま
ああ なんて ひとりよがり

わかったうえで
やりたいんだ


ひとさまの羨望なんて
どうでもいいよ
ひとさまの富裕なんて
どうでもいいさ

自分の気持ちを満たせないなら
あんまり魅力的じゃないもの

大切なのは魅力
大切なのは魅力
結局いつも魅力



追い詰められれば苦しいのに
追いかけていると楽しいもの

そんな あの日 君と出会い
一緒に行こうと誘った
あとさき考えないまま
一緒に行こうと誘った


でも
わるくない
だろう?

こういう過ごし方
いい
だろう?

他の選択
他の競争
他の浮遊
ありとあらゆる現象
どれかひとつ
これをひとつ

選んだ
決めた

忘れ去られて朽ちていくのを
恐れる気持ちが消えうせたら
強がりだろうが
弱音だろうが
もっとあるんだよ
やりたいこと

まわりのことより
やりたいこと

ああ なんて わがまま
ああ なんて ひとりよがり

わかったうえで
やりたいんだ



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蚊帳



蚊帳

かすかな風

ちゃんと火 消したかい?

蚊遣り豚


ふらり立ち寄った店で

気にいったと言う

Tシャツの君は

なにもはいてない

やわらかなふとももに頬をあてて

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり




はずむ胸は吐息のリズム

木漏れ日のような外灯で

肌を見れる

肌が見える

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり





乾ききったアスファルトを

羽化するためにセミが走る

猛烈な勢いで

こっちの木においでよ

こっち

こっち

ほら その枝だとか


ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり


蚊帳ふわり

朝の風で

いつのまにか着替えた君が

水を汲んできた

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり


そそがれる澄んだ水

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり


蚊帳がたたまれて

朝のチャイム






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ほどけないリボン



海水浴びよりだね遊泳禁止と聞いたけど水平線

どうやらサメらしい

浜から見える距離らしい


子供の頃の夏休みはスケジュール管理で追われていたけど
あれは あれで よかったのかも よかったのかな

うつろ舟で戻れても同じことの繰り返し
もちろん些細な違いが生まれて
世界そのものに影響しそうだ なんて 
おおげさだな
きみの選択肢の変化くらいじゃ
世界は同じままだろうよ


海水浴びよりだね流行よりも定番のデザインが好き
きみが選んだビキニ
ぼくがほどく紐
ほどけないリボン


泳がずに見ているだけの海いいものだ
きみの水着姿の隣で日陰で涼んで

崖から見える距離に
防波堤その先ずっと奥に小さな灯台

波に濡れた乙女の像は
ここで眺めるのがいい

浜の工事かクレーン車
青空を哨戒機が飛んでいく


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思い出して歌う



なんとなく思い出して歌う
夏の陽射しは朝から熱くて
あたりの水辺を乾かす勢い

それとなく想い出して唄う
少年の日の夏祭り
思春期の浴衣祭り
彼女の潤いが宵闇を輝かせた

いつになく思い出して詠う
夏の陽射し浴びる喜び

もうすこし時間かかりそう
目的地まで


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