自由気ままな一人旅のように、自由気ままに言葉つづる時間。

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プロフィール

souheishimizu

Author:souheishimizu
 

清水漱平










言葉を綴り、


ときどき線を描き、


まれに色を塗ります。

























Come attracted a wave of summer
動 by TOM'ambitious Laboratory.







絵 by lomeqatrive@pixiv









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火は恵む


路地裏の細い曲がり配管むきだしの壁つたい夜顔は咲き誇る
かなりまわってしまっているのに気づいたから気づかないふり
分相応が身のため割り切りながら夢を消せない夜顔に惹かれ続ける
かなりまわってきたからこその冒険心それは魔が差すタイミング

このままでは死にたくない
なにひとつ手にしないままで朽ちゆくのを見送るだけの悔しさ
このままでもかまわないよ
初めから判りきっていたことじゃないか
順番通りに観覧車はまわるのさ

朝顔の咲く時刻が早すぎようと遅かろうとも
誰かのせいにするなんて滑稽そのもの
昼顔を引き抜きたいとして価値を何に見出したんだろう
刈られるもの
育まれ売られてゆくもの
どちらかを選べないのも花ゆえに

ほらごらんよ野に咲くときは虫と病に襲われる
花屋に飾られているのは選ばれたものばかり
菌を制し毒を操り見返す美しさは
虫を除けて病を防ぐための努力の証
誰よりも何よりも野に咲く花よりも激しい努力の証


愛でたい花 愛でたい女 愛でたい季節 海を越える
愛でたい刃の先を濡らす椿油かろうじて自意識の名残りがあるなら
火は恵むだろう
生きようと進むときに


背丈ほどの夏草 秋に立ち枯れて 冬に風に倒される 再びの春
狭苦しい住まいから抜け出したいネガティブな願い
与えられたことを喜べなければ
蒸し焼きにされてしまうかもな
勇気の使い方が違う
希望に理由なんて求めるな
意欲を消し去られてしまったとしても
いいことあった記憶は確かに息づく海馬ほら忘れずに
涙が教えてくれるよ
その温かさで目覚めてくれ

愛でたい花 愛でたい女 愛でたい奇蹟 浪を裂いた
愛でたい葉の淵を濡らす朝露からっきしダメな馬鹿息子
阿呆の最上級を奏でるなら
絶望を声に出すな
自分を否定されるのはツライよな
でも
涙が覚えてくれるよ
二度と悔やまぬ方法
火は恵むだろう
生きようと進むときに
火は恵むだろう
生きようと進むものに


生まれた命を抱きあげて
嗚咽と共に気づくのは
こんな僕が期待されながら育てられていた事実
そんな僕が期待を裏切り影を失うものとなり
ためいき濾過して嘆き暮れる闇に
火が灯るだろう


忘れたくても忘れられない
離れていられれば大丈夫
わりと平気になった頃に油断しがち
忘れたいなら忘れればいい
放してくれるなら大丈夫
わりと兵器みたいに心は容赦なく
人の情けを踏みにじれる

ひどい話
どうでもいいことばかり
ひどい話
もう僕には何も期待しないでください
そう言いながら期待に応えたい気持ちが残っていると
気づいてしまったみたいで
苦笑いするしかない

愛でたい葉菜 愛でたい女 愛でたい喜劇 朝日が差す
愛でたい羽の先を濡らす雨かろうじて自意識の名残りの叫びに呼応
火は恵むだろう
生きようと進むときに

火は恵む
生きようと願えば
火は恵む
生きたいと叫べ
火は恵む






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