『収穫祭あるいは文化祭ときどき体育祭』 

自由気ままな一人旅のように、自由気ままに言葉つづる時間。

そんな気もする



そろそろ明日のことを考えて眠る準備をしたほうが
まだ眠くない
まだ言い足りない
まだ


明日の占いのコーナー
テレビ番組の終わりあたり
自分が生まれた月を見逃して
ちょっとだけ残念
そのくらいが丁度いい


夜更けに飲むなら
深煎りコーヒー
すうっと眠気が降りてくる
圧しつけられた価値観を棚上げしながら
とまりぎでくつろぐといい
思うよ


朝が来れば
次の用事
またあれか
またそれだ
うんざりしながらも
新しい風に吹かれれば
なにもかも許せてしまえる
そんな気もする

新しい水に流したら
なにもかもうまくゆきそうな






天候次第


気分それは天候次第

体調それも天候次第

自分の意志が介在できずにいる階層


安心しきっていればいい

安全なのがいちばんだ

もくろみばかりに心とらわれて見失った路地ばかり

向かう場所までの舗道

目を凝らしながら

賭けるにしても天候次第

昨日の風 明日の陽射し

いまこの瞬間の生暖かさ

雲が覆っている





天気雨



 ついこのまえのこと

 どんどん遠くなる

 ついさっきまで

 手を伸ばせば届く

 思い込み



 いつまでも鮮やかな思い出

 このまま残して

 手を伸ばせば届く

 

 いろんなものが遠くなってくなかで

 近くにあるものは何

 って見渡せば



 岩を砕く波音

 道を削る潮風

 手を伸ばせば届く世界は

 荒々しい

 天気雨



 うわさ通りの岬に着けば

 ないかもと思っていた道しるべ

 振り返らずに進むことにする


 いつまでも鮮やかな思い出

 そのまま残して

 振り返らずに進むことにした


 
 あいまいなことだらけ次々

 うすらぼんやりの記憶

 簡単に思い出せていたのに


 もう着いたよ

 もう過ぎたよ

 もう振り返らないで進むよ


 着いたよ

 過ぎたよ

 ひたすら進むよ


 岩を砕く波音

 道を削る潮風

 手を伸ばせば届く世界は

 荒々しい

 天気雨





ただ、あるべきものとして。



 自信は ただ あるべきものとして

 自信が ただ あるべきものとして


 理由 根拠 存在証明

 あらゆる一切


 自信は ただ あるべきものとして

 意識するだけ

 手を伸ばし ひとつかみ

 こうして ただ あるべきものとして



 実感

 あらゆる明細

 成功 体験 失敗談 黒歴史 見栄の履歴

 結果は ただ あるべきものとして

 こうして ただ あるべきものとして






 



 大丈夫ですよ

 床下点検 いつもお世話になっている業者 定期的にお願いしてます

 大丈夫です



 老朽化と言ってしまえば それだけのこと

 リノベーション 想い馳せれば 予算不足

 ああ なんでだろうね 自由からは程遠い

 いま暮らしている住まいひとつも満足に保てない

 床下点検 いつもお世話になっている業者 

 結果を聞いて ひとまず これで と

 やったほうがいいこと 先送り

 このままにしておくと問題が大きくなると

 わかっている 先送り



 大丈夫ですよ

 と 言われても

 わかっている 先送り



 

 

風に薫る


 初夏の風に薫るドクダミ いやでいやでたまらなくて

 なんで植えているのか聞いた

 猫よけになるんだと言われた

 猫がいやなのか

 勝手に来るからな


 初夏の風に薫るドクダミ 抜いて抜いて抜きまくって

 代わりにペパーミントの苗を 香り立つゼラニウムも


 なんかさ 蚊が減った気がしない?

 なんかさ 虫が減ったみたいだよ?

 理由は語らずにいると

 でも猫ついに来ちゃったね

 軒下に住みついちゃうね



 猫よけになるんだと言われて

 真意を聞かなかったばかりに

 美しい庭になったけれど

 猫やらかしたね これ この なんていうか

 猫やらかすのさ ほれ この なんていうんだ

 ああ 

 窓開けると中に入ってきちゃうね

 軒下に住みついちゃったね



 
 根は生きていた

 復活の芽だ

 初夏の風に薫るドクダミ

 ほっとする

 強烈な香り あれと比べれば

 ほっとする




  

こんな橋あったっけ



 こんな橋あったっけ


 つぶやいてみた 風に消えた

 そんなこと言うなよ

 こんな橋 こんな なんて

 と言い返された

 
 聞こえていたのかよ



 あんな橋あったっけ

 みんな尋ねる お茶 淹れたよ

 そんなこと言うなさ

 あんな橋 あんな なんて

 助かってるんださ



 海まで行ける あっというま

 丘まで行ける あっというま

 浮き島ぐるり

 岬まわり

 あの夏の日の貧しさ

 あの夏の日の眩しさ

 あの夏の日の激しさ


 水着がないので裸で泳ぐ

 そんなの当たり前

 おさななじみと抱き合いながら

 冷えた体を元に戻し

 あの夏の日の貧しさ

 今思えば ありあまる富のよう 記憶だけ



 海まで行ける

 丘まで行ける

 あっというま

 記憶 消える

 あっというま

 あっというま


 帰り道ふと言ってしまう

 こんな橋あったっけ

 あんな橋あったっけ

 そんな橋あったっけ


 どんな町だったっけ



 

浮き島


 砂州の突端に降り立つ 足元よせる波 漂う藻 重なり 湖上の風

 質問があります

 どうして ぼくは ここにいるのですか

 どうして ぼくは こんなことを

 いいから黙って手を動かせよ

 働くことを疑うな


 手を入れると冷たい水

 しばらくすると ぬるい水

 藻 うっすら 木の先 からみつき

 藻 たっぷり 桶 底 増える


 質問があります

 そう言ったきり黙っていると

 どうした 言いたいこと言ってみろ

 そ そ それでも 黙って 作業していると

 なあ

 俺これ半世紀ほどやってるけど

 こんな遣り方でいいのか別の遣り方あんじゃねえのか

 って ずっと 考えてるさ

 って ずっと 考えてるさ


 質問があります

 どうして じいは ここにいるのですか

 どうして じいは こんなことを

 そうだな

 受け継いだ仕事とはいえ

 俺お前が暮らしてた町ん行ってみたかったさ

 
 お前は世界を見てきたんだろう

 真っ白な神殿や緑の海を

 話してくれさ

 見てきたままを

 

 浮き島の桟橋くくりつけた小船

 砂州から戻ると岬の影

 真っ白な廃墟に藻の湖だ

 こことなにが 違うんださ

 こことなにが 違うんださ



 違うよ じい 人が違う

 きれいな女が裸で肌を焼く砂浜があって

 ぼくも裸で歩き回って波と戯れていた

 ああ そりゃいいな 

 でも それだったら


 お前 いつも観察小屋の近くで 娘たちと やってるじゃないか

 お前 いつも穂波に隠れて 裸を撮りあっているじゃないか


 違う 

 違わないさ

 いや違うよ

 
 朝の作業が終わり

 井戸水 浴びて 青空 見上げた

 女房だけが新しい水着で

 ぼくも娘も息子も裸 あぜ道騒いで風に肌を乾かし

 そうだよ もっと 他に 効率の良い作業あるだろうさ

 そうだな 具体的に どうしたらいいのか

 そっか

 もしも ぼくも 考え始めたら 半世紀なんて あっというま

 

 
 半世紀なんて あっというま



 浮き島 背に風 考えついたら足の裏 井戸水くんだ 無数の藻 



  
  

残像の招待


 雪が降るなかで夏を思う

 残像の招待が始まる


 水着を選ぶのは春のこと

 素足にミニスカートは美しいけれど

 まだ少し寒そうだ


 マフラーをまいて

 セーターを着て

 指先まで隠れそうな長袖に

 少し厚手の生地のミニスカート



 雪が降るなかで夏を感じ

 残像の招待を受け入れる


まもなく夕暮れ

 とりあえず何もしなくて良いという日に次から次やりたいこと思い浮かんで

 まもなく夕暮れ

 
 あれやこれや次から次やりたいこと思い浮かべ心わくわく

 まもなく夕暮れ


 見事に積もりました

 ちりとりで上のほうだけ

 すくいとって

 真っ白に積み上げました


 
 泥まみれの雪は溶けはじめていて

 デッキブラシで側溝へと押し流すのです

 まるでプール掃除みたいです



 水着のうえにシャツを羽織った彼女とプール掃除当番の夏の日

 おなかがすいたら一緒にと持ち運んだ飲み物は温かくなってしまっていたけれど

 汗を乾かす風が気持ち良かった

 スイミングクラブは閉鎖されてしまったけれど

 汗を乾かす風が

 それよりも

 彼女が渡してくれた洗い立てのタオルの肌触りが気持ち良かったから

 なによりも

 見上げた空



 見上げる空

 春さえも遠いのに

 夏の日の記憶よみがえる

 雪

 きっとこんなの束の間の記憶再生

 雪


 
 まもなく夕暮れ今日も終わり

 なのに

 まだ明るい

 西日さしこんでくる

 影が長く伸びていきます

 やりたいことやりながらでいいんです


 やりたいことやりながらでいいんです




 まもなく夕暮れ

 なのに目覚めたばかりのような気分で

 やりたいこと始めていいんだ


 
 まもなく

 ひらめく


 何か


 ひらめく




 

吐息と手袋



 手袋をしながら

 缶コーヒー

 

 試験の前に

 約束



 手袋をはずして

 鉛筆を並べる


 ストーブの暖かさが

 まだらです



 手袋をさがして

 図書館入り口

 出来どうだった?

 聞かれても笑うだけ

 早くしないと

 すぐ凍えちゃう


 ほら白い

 こんな白い





 手袋をしながら

 歩く坂道

 昔ここから海が見えた

 
 手袋をしたまま

 缶コーヒー


奇跡と引き合わされる瞬間

 

  ぼんやりと にじんだ 灯篭の その向こうに

  姿を見つける



  黄昏は 奇跡と 引き合わせる

  父と見送った 姉の後ろ姿 髪の長さ


  
  あむねじあ 知らない論理 狂わせる心


  今年 見送った 雨に濡れた文字の はがき




  忘れたわけじゃないのに

  思い出せない

  あの声 その顔 過ごした時間

 
  ぱっと 灯りがついた 夕凪

  ああ そうだったね


  と


  引き合わされる瞬間は 風に千切れて 心の欠片は乱舞

別の理由、氷菓子。とりあえず凍らせればOKみたいな何か。

______________________________________________________________________________

  それでも夏が好きだと言える理由

______________________________________________________________________________
      
       別の理由、氷菓子。とりあえず凍らせればOKみたいな何か。
____________________________________

 夜店で買った氷菓子という名の何か
 かきごおり シロップ かためられた何か

 浴衣は後ろ姿が好きだから
 大好き人と並んで歩いているのに
 見知らぬ誰かの後ろ姿
 ついついみとれてしまっている

 べっこうあめの味がする 綿菓子の感触
 ひんやりするのが氷菓子

 祭りが近い
 人生を棒に振っても良いと思える覚悟を持てたら
 人生を棒に振るなんてことにならないさ
 
 祖父の語る話は武士道と違っていても
 わがままを口にしたくなったら
 とりあえず心の中で死んでおきなさい
 厳しい言葉のなかにしか優しさなんか実感できない
 たまらなく逃げたくなってるなら
 とりあえず気持ちだけ殺しておきなさい

 苦しい意識の中から生まれる気持ちは本物だぞと
 祖父が語ってくれた祭りの夜の言葉
 とりあえず心の中で死んでから起きなさい


 祭りが近い
 知ってる人がいない
 ひとりぼっちかよ
 と思ったときに
 きみが現れてくれて嬉しい

 むやみにお願いするんじゃないよと祖母の声
 今夜を乗り切るために高利貸しに手を出したなら
 明日いちにち痛くてつらいよ
 見ていてください
 見守っていてください
 お願いじゃなくて誓いなさい
 おびえるぼくは大人の顔を見上げてばかり

 夜店で買った氷菓子という名の何か
 かきごおり シロップ かためられた何か
 漏れない紙で覆われた甘い誘惑
 
 浴衣は後ろ姿が好きだから
 大好きな人と並んで歩いているのに
 見知らぬ誰かの後ろ姿
 ついついみとれてしまっている

 それでもきみが一番だ
 
 闇の中で揺れる提灯が揺れている
 祖父母の言葉が蘇る
 生きているぼくは氷菓子
 きみと分け合いながら
 


_________________________________________
★ 

夏の終わりの切なさは好きです。苦しいけれど好き、なんだろうな。

廃車基地

 廃車基地

ある日 ぼくらの空き地に 車が来た
砂埃を舞い上げて 乗り捨てられた

ある日 ぼくらの空き地に 車が来た
ここは誰かの持ち物らしいと教えられた

春風ただよう 空き地に 車が来た

桜の花が散る 車の上に
白抜きの文字みたいに 花びらが浮かぶ

ある日 ぼくらの空き地に 車が来た
しその香りがあふれて 草は千切られた

ある日 ぼくらの空き地に 鉄が張られた
誰ひとり入ることができなくなった

ある日 ぼくらの空き地に 車が来た
ふかふかの草のベッドに 突っ込んだ

夏風わずかで 汗がしたたる
誰もいないことを確認して 鉄の隙間から
ぼくらの空き地に旗を立てて
ぼくらの空き地に水を運ぶ

ドアが壊れている車の座席を取り合いながら
確かに何かを学んでいたけど
なんのことだか分からないまま
笑いあって けんかして 

思い出が吐き捨てられる
砂埃を舞い上げて 乾いてしまう

ある日 ぼくらの仲間が 車で来た
免許を取ったから 親父のを借りてきたと

ある日 ぼくらの仲間が プランをたて
砂埃の舞い上がる 海岸道路
まさか一方通行だったなんて知らなかったんだよ
まさか一方通行だったなんて

もう空き地には戻れなくって
それが何処なのかも忘れて
仲間は車を買い替えて

ある日 誰かの広場に 車が来る
砂埃を舞い上げて 

春風ただよう 空き地に 車が来る

曇り空の荒れ狂う風


   曇り空の荒れ狂う風


 曇り空は憂鬱
 荒れ狂う風は衝動
 招く
 自分の内側から
 ずるずると引き出してくる

 それでも良いんだ
 憂鬱なのは事実なんだし
 衝動的に暴れたくなるのも現実なんだ
 抑える
 誰かが
 こうしなさいと
 自分の外側から
 ぎゅうぎゅうと潰してくる

 それは大切だからなのです
 あなたを愛しているからなのです
 と
 声がする

 自由なんてないよ
 あるのは許容範囲だけだよ
 大人に許された範囲内でだけ
 子供は笑う事ができる
 子供は叫ぶ事ができる
 子供は声を出せる
 いや
 泣く事さえも
 黙る事さえも
 大人に許された範囲内でだけ
 それだけ


 曇り空が好きだ憂鬱になれるから
 荒れ狂う風が好きだ無言でいられるから

 立ったままでいたいのに
 よろけてしまうくらいの
 風に吹かれているのが好きだ


 こんなに晴れているのに
 あそこだけの曇
 きっと遠い日の自分自身に
 降り注いでる豪雨なのです

通り雨だけ無言


      通り雨だけ無言


  もう嫌だな、なにもかも、と叫びながらペイヴメント

  いっそ全部、消えちゃえばいいのに、わめきながら濡れている

  そんなの嘘

  嫌じゃないのに

  消えたくないのに

  思い通りに生きられなくても 気にする事なんてないのに

  うしろゆび さされている気がして おびえている

  通り雨だけ無言



  きみの後ろに 誰かがいるけど

  うしろゆびさしてるわけじゃないんだ

  励ますつもりはないんだけれど

  おびえさせてるとしたら不本意だ


  好きな事をしてれば楽しい

  そんなの嘘

  苦しいくせに

  むかつくくせに

  もう笑顔の演技なんてしたくないくせに


  通り雨だけ無言



  うるさいだろう

  やめてくれよ

  うるさいだろう

  やめないよ



  ぼくは君の後ろに張り付いて

  ささやき続けるんだ


  通り雨だけ無言 
  


別の理由としてあげる、朝顔、その蒔く趣旨について。


       別の理由としてあげる、朝顔、その蒔く趣旨について。


_________________________________


 日よけにしたくて蒔いた朝顔の種子
 花が咲いたら目覚めが楽しくなった
 いつもよりも早く
 昨日よりも早く
 誰よりも早く
 目覚めたい

 一番乗り
 
 思いがけない効果は最初だけで
 特別な理由も
 いつしか当然の理由になって
 朝早くから咲くのを知っているから
 夏の早朝 一番乗りするために
 蒔いたんだ

 一番乗りを目指して蒔くのが朝顔の趣旨
 大人になっても変わらず愛でている花

 仕事の趣旨
 会社の趣旨
 組織設立の趣旨
 話の趣旨が思うように伝わらなくて
 とまどう

 希望の種子は一粒だけで儲けもの
 照りつける陽射しのなかで焦げ付きそうな
 惑わされないで誰かが沢山持っていたって
 その一粒には、かなわないんだ
 
 
 
 残暑の中で しおれている花びら
 ふくらんできているのは朝顔の種子
 目指す場所が変わっても
 高ぶる胸の鼓動が同じなら
 またどこかで逢えると思うよ

 グリーンカーテンに蒔いた朝顔の種子
 花の季節が過ぎて収穫のタイミングが近づくのに
 夏か始まる前の誓いは果たせたのかな
 本当は誰もが実現できているのに
 また来年に繰り越しだねと言い合っている
 本当は誰もが
 とっくに実現してしまっていることなのに


    
  

扇風機のタイミング


  扇風機のタイミング


 いつしまおうか 考えてると
 なんだか湿気 蒸し暑くって
 また風

 不自然な風でも気持ちいいんて
 愚か者だと笑うでしょうか

 きみの言い分 よくわかる でも嫌


 のどが渇いたら喫茶店
 ぼくが欲しいメニューは天然水
 愚か者だと笑うでしょうか
 混じりけなく美味しい水が飲みたいだけなんです
 

 暑さから逃げ出して
 寒さから逃げ出して
 どこに行くつもりですか
 ひとりで行くつもりですか
 
 きみは秋が好きだと言いました
 その理由を教えてくれました
 
 なんだかなあって気分なんだよ
 だって秋 こんなに暑いじゃんか
 あの雨雲が去ったら一気に寒くなるじゃんか

 ぼくの言い分 
 秋は上がったり下がったり浮き沈み激しいんです
 暑さは確かに厳しいけれど安定しているのが好きなんです
 
 浮き沈みの激しい毎日よりも
 毎日おなじ扇風機
 きみの浴衣 蚊遣り豚 けむり
 
 切り替えなくちゃって思うのに
 スイッチ入れてしまいます
 いっそ灯りもつけずに
 夜を闇のまま過ごせるとしたら
 ぼくも秋を好きになれるのに
 月明かりだけ
 月明かりだけ

図書館の葉緑素

    図書館の葉緑素




  いいこと思いついた
  って
  きみ笑う

  そんなこと言って

  ずっと前から
  たくらんでたくせに

 
  そりゃあ誰も口にしなくても
  気づいてるんだよ
  パッションフルーツ
  図書館のガラス窓
  おおいつくしていること


  葉緑素の働きは視認できないものでしょうか
  目には見えないはずなのに
  きみのたくらみなんて筒抜け
  
  いいねそれ
  って
  ぼく叫ぶ

  きみのたくらみなんて筒抜け
  胸のふくらみだって感じ取れる
  図書館の階段付近
  フィットしたセーターは
  まるで葉緑素の働き
  ぼくにとっての
  パッションフルーツ
  
  そこにある ここにある 息づいている
  胸のふくらみなでて
  靴脱げた
  足の裏に小石 粒 粒


  粒

  粒


図書館の見える坂道


    図書館の見える坂道

 
    そりゃそうだよね 
    つまんない話なんて聞きたくない
    でもなんでだろうね
    話したくってしかたない

    ぼくは きみの腰に 手をまわして
    夏服の薄さを感じ取る
    ささやかな段差を
    触りながら感じ取る
    まだここにいたいんだ

    図書館の見える坂道で
    あの扉をくぐってしまったらもう
    何も話せなくなる
    声を殺して
    伝え合うのは
    もう少し先延ばしにしたいから


    処女作を探し出して
    あのページをめくったなら
    何を放したくなる?
    自分殺して
    素直なふりを
    しつづけるの疲れてしまうだけだろ
    
    解き放そう

    図書館の見える坂道で
    西日さす街路樹の
    焼けてしまった葉っぱ
    無残だよ夢は叶わなければ
    悲惨だよ手のひらをかえすのは
    どんなに小さな粒だとしても
    こぼしちゃいけないもの


    夏の終わる気配
    ぼくは笑いたくなる
    日の短さを
    嘆いて祈って諦める
    どんなことよりも
    ぼくはきみの脚を撫でていられれば
    これでいいんだ 
  
 

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プロフィール

souheishimizu

Author:souheishimizu
 

清水漱平










言葉を綴り、


ときどき線を描き、


まれに色を塗ります。




collaborator



Come attracted a wave of summer
Moving by TOM'ambitious Laboratory.




Site design by CC Workshop
Wireframe advice by Qing Fortunati

Blog Butler by JOHN Dapps




Solution Focus Approach by Alician F Alliance




Drawing by lomeqatrive@pixiv




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