『収穫祭あるいは文化祭ときどき体育祭』 

自由気ままな一人旅のように、自由気ままに言葉つづる時間。

気兼ね

微妙な空気に耐え切れなくて
扉を開けて外に出た
あんなに会いたかった仲間たちが
輝いて眩しくて見ていられない
比べても仕方ないとわかっているのに
言いたくもない絵空事
卑屈になれる余裕があれば良かったのかも
あああ見栄張って乾杯してしまった

正直なところ
どうでもいいのさ
見え透いていても
分かり合えるなら
あんなに疎遠になっていた月日が
一瞬で散らばる
聞きたくもない自慢事
いえいえどうぞ好きなだけ語ってくれ
あああ見栄張って窮屈を招いた
自業自得ほんの刹那こんなに永く感じられる

誰に気兼ねして黙っている
誰に指摘されるのが怖い
あああ見栄張って乾杯してしまった

もう戻れない
もう孵せない
夢を温めていたつもりが
余計に保存をきかせてしまう
あああ見栄張って損しちゃった
あああ見栄張って違う方向に
エネルギーを向けてしまったけれど
ほかに遣りようなんてなかったことを
心の底で気づいてる

あれやこれやと語りつくして
それでもまださ語りつくせず
自分と同じ速さの相棒を探しているのかもしれない
ほかに遣りようがあるはずさって
意識の底で見抜いている


諳んじて妄想の測りかねたログハウス
問いかけたいなら勢い良く投げかけろ



水平線を仰いで笑っている

正規のルートを外れて生きていく
棒を並べて跨いで去った少年たちの夢の名残り
本気で忘れたい「後悔」を胸に秘めたまま
笑っている
笑っている
笑っている


いずれ誰かに引き継がれて途中経過が語られなくても
宇宙に還るだけの話と割り切れるなら
本気で奔りたい「航海」の舟に乗り込んだ

バックヤード見ず知らずの他人と打ち解けあいながら
叫んでいる
叫んでいる
叫んでいる


真夏の湿度で髪が固まる
甲板を一日ずっと洗い続けて
いつまでも
どこまでも
なんでだろ
笑っている

叫んでいる

水平線を眺めて
思い切り
叫んでいる


常軌を逸した企画ばかりに圧倒されて
つい自分の持ち味を忘れる
よくあること
よくあること
なにもかもが絵空事

どこにいるのか羅針盤より宇宙の星座で
知るといい
いまいる波間
知るがいい
生きてる証

どうにでもなるさ
どうにでもなるさ
どうにでもなるさ
水平線を仰いで笑っている
境界線を跨いで叫んでいる



あじさい

夢中になって忘れていたけど
あの日その場所での約束
待ちわびる人の背に黄昏が広がる

くたびれても笑顔をつくり
迎えてくれていたのなら
なんていう態度で接してしまったのか
ぼくは冷たい人間

いつも父に言われ続けた言葉
おまえは冷たいなあ

いつも父に言われ続けた嘆き
おまえは冷たいなあ

友だちと遊ぶなと禁止しておきながら
優しくするんだよと言う
友だちの家に寄ってきたと言えば
小さな声で怒鳴り狂うし
友だちには嘘を言えと命令するから
いざというとき無意識に嘘をつく

もう帰らないと行けないんだ
一緒に遊ぶなと言われているんだ
歯向かうとなにもできなくなるんだ
ごめん
ごめんも言えたためしがない
くせに
ぼくは被害者の顔で玄関のチャイムを鳴らす

さみしいなあ
と思っていたけど
あたりまえだよ
と割り切れなくて
打ち明けたいなあ
打ち明けたいなあ
ほんとうのことを友だちに言いたいなあ
ぼくは被害者の顔になるから温かい夕食を食べられる


あの日その場所で待ちぼうけくらっていた彼女は
次の日なにも怒ることなく
「大丈夫?」と
ぼくに言った

その後なにかの縁があって祭りの夜にバッタリ逢えば
まるで待ち合わせた二人のように手をつなぎ
夜店を眺めながら歩いた

なにもかもが夢のようで
はかない輝きに満ちていて
「大丈夫?」と
闇から声がする



受験が終わって電車は最後尾がらあき
がらり扉が開いて入ってきたのは彼女だった
久しぶりと思い笑顔になりかけたとき
「ばかやろう」と怒鳴られ殴られた

意識が消えかかるときに
白くて優しい物憂い顔が
あの日あの夜と同じ可憐さで
まっすぐ見つめる瞳のままで
「ばかやろう」怒鳴られ二発目


ばかやろうと繰り返し殴られ続けて
ああこれは夢なんだ夢だよなと考えて
殴りながら泣きじゃくる彼女を初めて見た
泣きじゃくる姿を初めて見た
ああそうかそうだよね悪いのは
ぼく
ぼくじゃないか
嘘をついて
嘘をつかれて
どんなに楽しい時間があっても
どっちが深く傷ついたかなんて
よく考えればわかることだった
のに
ぼくが被害者の顔をし続けていた


駅のホームから崖を見れば
色鮮やかな花が並び
なんて誇らしげに命をたぎらせているのか
圧倒されっぱなしだった

改札を抜けて闇を見あげると
そっと彼女が手をつないでくる
爪が手のひらに突き刺さり
痛くて仕方なかった
痛くて仕方なかった
痛くて仕方なかったけれど
ぼくから離しちゃだめだと思い
痛いまま痛いまま痛いままで
痛いまま痛いまま痛いままだ
色鮮やかな花が並んでるよ

並んでるんじゃなくて咲いているのよ
並んでいるんじゃなくて咲いてるの
彼女が言った





梅雨

壁から視線
ひょこっと



梅の実が転がる
フラットな石畳
よく見れば危ない
でこぼこ


ヒールやめろって言っておいたのに
ほうら刺さってしまった
さっきから姉は小言ばかり
妻が相手してくれてるけど

どこ見ても危ない
でこぼこ
自分にとっては
いつもの道なのに
こんなに危なかったのかと


壁は異次元
どうにでもなれよ
過去と未来の区別がないから


おれのことなど知らないくせに
と思っていたけれど
昔話やたらしてくる
昔話だけしかしない

実のところ興味深い
もう物心つくころに
姉は他人になっていたから
もう記録なんてなにもないから

親の性格「なんでも捨てる」
他人に対して「なんでも捨てろ」
あんなに受け入れてくれていたコミュニティが
両親をつまはじきしだしたので
自業自得だよと思えるのに
つらい


本人なんにも悪いと感じていないから
言葉の暴力なんてないと思っているから
誰のことも殴っていないのに
誰の頬もひっぱたいていないのに
どうしてこんな目にあうのと嘆いている
だからさあ
言葉も暴力になるんだってば


あんたがなんとかしてあげなさいよ
それだけを言いに来た姉だが
両親とは会うこともなく
帰っていった


石畳が撤去されることになった
安全な舗道に生まれ変わる
住みよい世の中になっていくね
文句ばっかり言い合っていたよね
おれら



いつ明けるのかわからない梅雨
いま降りしきる雨さえあがって
夏の陽射しを降り注ぐ

あじさいの小路を歩いたものさ
妻の手をとり進む斜面は
ああ さぞかし歩きにくかったことだろう
あの頃なんにも文句を言わずに
おれと一緒に出歩いていて
ああ さぞかし歩きづらかったことだろうに
あの頃なんにも文句を言わずに


思い出したように
日時まで正確に
おれを責めてくる
あのとき あなたは こうだった
あのとき あなたが こう言った
あのとき あなたに



ごめんな

なにもかも

その通りだから


言い逃れようがない


ごめんな


あらためて思い知ったのは
いやなところだけ親に似たらしい
すまないね

親から受けた仕打ちぜんぶ許すから
おれのことも許してくれないかな
ああ 誰に許しを乞えば良いのか
ああ ありきたりの戸惑いに


雨が降っている






ほどいたら空っぽ

よくある話を基準にしてると
間違いに加担させられてくよ
よくいる輩とつるんでいても
自分の価値を手放すな

祖母からもらったお守りが
すかり埃で汚れていても
もらったものは別の場所
のしかかるほどの期待と
へましても許される
ひだまり

祖父からもらった護符が
見る影もなく染みていても
渡されたものは別のもの
へこたれそうな希望と
へた撃ちゃ笑い飛ばされる
気安さ

なにもかも時の流れに
のみこまれてしまう
言葉が足りなくて
悔やんでいることの
ひとつや ふたつ

よくある話と掃き捨てられて
物語が風に散っても
自分の価値を手放すな
そこにいるだけの魂ゆえの尊さ
なんて小さくて軽い荷物
ほどいたら空っぽ


どんどん重くなっていく
どんどん膨らんでしまう
あるとき破けて軽くなり
しまいに薄い革だけだね

姉に殴られた頬が痛い
何十年も経ってから急に痛い
あるとき壊れて遠くなり
しまいに淡い想い出だけ

ロータリーぐるぐる車が
うざいなと思っていたら
カミソリと呼ばれていた男
いまでは丸太さ
笑い転げている

わだかまり記憶ぬるい水の向こうで
ほどいたら空っぽ











護符

こういうのが 欲しい

そういうのも 欲しい

ああいうのも 欲しい

あんなに願ったのに

すっかり色あせて見える

観覧車は解体されて

廃墟のテーマパーク

なのに見たいんだってさ

それを見たいんだってさ

ツアーが組まれるらしいよ

一緒に見に行こうと誘われた

やだ




心の願いは

家と同じです

設計図通りに

建ててもらうんです


自分がすることは

たまに立ち会うことくらい

バスルームの施工も

洗濯機の設置も

やってもらうだけです



心の願いは

護符に託せばいいんです

護符に込められたとおりに

かなえられるんです



自分がすることは

たまに想像するくらい

百パーセントのポジティブだ

いいか気をつけろよ

わずか零点数パーセントのネガティブが

施工ミスの元凶になる

ほんの疑心暗鬼の理性が

願いの施工を狂わせる

覚悟しろよ


願うものども覚悟しろ



しらばっくれていたいなあ

じきに終わる旅だろう

たいしたことない試写会に

呼ばれて眠って感想を述べて

白昼の路地に戻るだけ



命の軽さを知ってるくせに

「重い」と嘘をつく

あんなに粗末にされたくせに

「大切」にしたがる



護符が設計図となり

勝手に願いがかなうから

かなえられるまでの時間を

楽しみなよ


かけがえのない楽しさで満たされますように

心よりお祈り申しあげます

いいから好きに楽しみなよ



そのうちまた

雨も悪くないものだな
ひんやり涼しい

そのうち蒸してくる気がして
そわそわするけどな

心地良い時間なんて
あっというま

知ってる


わりと平気で いられない 損な性格

知ってる


心地良い時間なんて
そのうちまた



少し暑くなってきた
雨あがらないかな

もうとっくに自由になっているというのに

ゆっくり生きていたいのは
せかされすぎていたからか

ありとあらゆる物の見方も
押さえつけられるもの
ひとつ

あっちがいいと求めれば殴られる
そっちがいいと訴えれば殺される
だって親は子どもの命を好き勝手にしていいんだってさ
「産んでやってんだもの」
「あんたなんかくずなの」

ばかばかしい
ばかばかしい
ばかばかしいな
いったいなんで何十年もこだまし続けているんだろう

すべてが変わった
すべてが変わった
すべてが変わったのに

こうして自由を手に入れられたのに


生きるために逃げた者を
常識は「親不孝」と呼ぶのだろう
それでいいよ
それでいいさ
それでいいぜ
それで満足かい

ほんとのことを話したいと訴えれば
「みんなには嘘をつきなさい」と強いられて
なかよくなりたいと希望すれば
「友だちづきあいなんて許しませんからね」

言っておきますけどね
あんたなんか
親がいなければ
生きてる資格もない
くずなの
くずなの
くずなのよ

黙って親の言うこと聞いてればいいのよ!
なんでそんな簡単なこともできないのよ!
このくず

ごめんなさい
「いい子ね。だって私の子だもの」
ごめんなさい
「いい子ね。友だちなんてやめなさい」
ごめんなさい
「いいから嘘ついて殺して来いって言ってんでしょ」
ごめんなさい
「このわからずや!」
ごめんなさい



なあ
頑張ったんじゃないか
なあ
親の命令だからって犯罪者になるよりは
親不孝者のほうが全然ましだろ



誰も認めてくれないかもな
それでも自分で自分を認めてあげるのさ
ああ
頑張った
もう
大丈夫

ほらこれが「おまえの価値だよ」と
輝く魂を手のひらで見せてあげたい
命が軽くてお粗末だった子どもの頃を
なんでいまさら思い出すのか
なんでいまさら嘆き鳴くのか

もうとっくに自由になっているというのに







雨に廃墟

雨が降り続けているのに
そんなに湿っぽくないのは
昨日まで乾いていたから
それとも気のせい
いろいろなことがクリアになって
ずいぶん楽になってきたから
肌寒さを感じているけれど
心地良い時間だ

みしすぼらしい夢の名残りが
心に廃墟を増やしてしまう
自分勝手に生きているからさ
他人に責められても痛くもないや
ああ自由の素晴らしさを身にしみる
ああ愚か者と呼ぶがいい
別の価値観で生きていけることを
証明できたのだから
いまさら

うすぎたない希望の縫いかけが
気持ちに廃墟をもたらすのか
気分次第で生きているからな
プライド傷ついてもかゆくもないさ
ああ自由のありがたみだ身にしみて
ああハグレモノと笑いなよ
基軸をずらし生きていられるのを
証明できるのだから
なにさま

雨が降り続けているのに
そんなに湿っぽくないのは
昨日まで乾いていたから
それとも気のせい
いろいろなことがクリアになって
ずいぶん楽になってきたから
肌寒さを感じているけれど
心地良い時間だ

雨が降り続けていたって
あんまり湿っぽくないのは
深くまで渇いているから
あるいは気のせい
過ぎ去る記憶がクリアになって
かなり気楽になってきたんだ
心配ごと感じているけれど
心地良い時間だ

わりかし楽になってきたかな
思い出して叫んでいるけれど
心地良い時間だ




























そうだもの

明けがた近くに鳴く鳥の声
うっすら目を開けてカーテンの隙間から蒼い宇宙を見た

いつもより気が楽なのは
いったいどうしたことなのかと思案するも答なんてない

はじめから そうだろう

なにひとつ加えられないレシピあらがいながら
こまわりのきく乗り物がいいと望んだ

ひるがえれば価値は上下する
ひだまりで微笑む彼女の長い髪
あれは いつのこと

ぼくが ぼくを 拒んだ
あれは いつのこと



見分けがつくようになったときは遅い遅すぎるよ
直感に従えばよかったのにと無責任に言う人もいるが
所詮たわむれ

はじめから そうだもの








なにがしたいのさ

どこからともなく流れてくるもの
忘れ去られた記憶の名残り
心に居座る廃墟を巡り
水平線が見える丘

けじめつけて行くよ

もう少しで手が届きそうって
いつも思う
いつも思う
いつも思うのに
見あげてばかりの空


帰り道に気づいた
もうこんなの嫌だ
子どもの頃の話
なんで大人になっても忘れられない

ひきずるなんて思いもせずに
いつかクリアして扉を開けると
思っていたんだ

けじめつけて行くと

あと少しで手が届きそうって
いつ思えた?

眺めてばかりの海


こわい思い
凄くこわい

しくじるなよと圧力かけて
なにがしたいのさ
ばかだね
なるようにしかならないんだから
楽しく生きればいいものを

期待以上を望むのなら
楽しく生きればいいものを

もっと成長したいと思うなら
まずは遊びほうけることさ

なにがしたいのさ








気分なんてすぐ変わる

いきなりの対処で困る

準備なし

いきなりの応対めんどう

連絡なし

生まれてくるときでさえ

ある程度を予測して

それなりに身構えて

準備している

連絡済ませる



いきなりの態度が困る

前置きなし

いきなりの依頼も厄介

もうドアの前



南の常識 北の常識 さまよう常識

いりまじる



なにもかも水洗いして乾かせばスッキリするよ

と考えていた




トラックが走ってくる

砂埃が窓に当たる

自分らしく生きたいだけなんだ





なにもかも騒がしくて

ひっそりとした湖面

気分なんてすぐ変わる






どれもコッパみじん

夜が曲がってる
ぐんにゃり過去と未来とを繋ぐはずの線が波を打つ
どんなに引っ張ってみても
あの日の記憶は戻らないんだろう



どうでもいいことばっかだ
こんなのってひどいよ
あんなに大切にしていたのに
どれもコッパみじん
手を伸ばしたとたんに散らばる



水蒸気が朝を包み込むなら
時空の狭間を見れるかも
砂利道は怪異の通り抜けを見逃さない
姿かたちのない足音を聞いたら
目を開けずにそのままで


困難を乗り越えてきたはずなのに
マニュアルひとつ残せないで
伝えようにも伝えられずに
愛想笑いの連鎖で肩をたたきあう
しょせん
こんなものか

どうでもいいことばっかさ
あんなのってないよな
そんなに大切にしていたもの
なぜにコッパみじん
手を伸ばしたとたんに散らばる


どうでもいいことばっかな
そんなのってひどいよ
いくつも大切にしてきたのに
どれもコッパみじん
なんにも残っていない


どうでもいいことばっかの
現実ってひどいよ
みんなに嫌われてきたものまで
どれもコッパみじん
いいのかい?
ふつうに混じって


どうでもいいことばっかだ
こんなのってひどいよ
あんなに大切にしていたのに
どれもコッパみじん
手を伸ばしたとたんに散らばり

舞う花びらは宙に向かって
細やかに色を透かして陽射しの熱さを感じさせない
どうやらここから勝てそうだね
気づいてしまった
どうにもこれから勝ちそうだろ
気づいてしまった

負ける言い訳
嘆くネガティブさ
こっちに集めておきなよ
どれもコッパみじん









ペデストリアンデッキ

自分が考えている通りになっていくのを
他人ごとに感じている
そろそろ新緑は落ち着いて夏草の勢いは無口で鋭い
うっかり手を触れたらダメージ受けるよ

宇宙との調和を目指して生きていないと
取るに足らない石ころに転げてしまいかねない
わかるだろう世界の道理なんて書き換えられていくばかり
うっかり手を染めたらダメージひどいよ

序盤戦のまま立ち尽くす広場に噴水が虹をかけた
行き交う人の流れが残すもの
しっかり目を開けたらダメージ受けるぞ
見て見ぬフリできないなら薄眼でやりすごせ


毎日を楽しんでいいんだよと自分にも他人にも伝えている
見向きされない弾き語り美少女の小さな歌声も届いた
こんなに遠くまで歩いてきたのかと驚きながら振り返った
ペデストリアンデッキ


湿ったアスファルトでコミュニティバスは躍る
見た目よりも凸凹している
地底湖から湧きあがる水が貯水池を溢れさせる勢いだ
欲しい
自分の中に湧きあがるもの
素直に従える意志
夢から醒めても夢を生きるなら思う存分に闘いたい
あんなに遠くまで歩いていくのかと驚きながらふと笑った
せめて時間切れに注意しないと
かな?





ほんのデータさ

勝ち続けているうちに終わっていく
削った鉛筆
丸まる鉛筆
削って削って削りきれずに
小さな鉛筆

消しゴムを落としてしまった試験会場で
やっちまった
やっちまったな
しかたないよ
しかたないさ

この世の地獄に思えたことが
いまでは他愛のない記憶
ほんのデータさノスタルジーは

いいから先に行こう
いいから先に行こうよ
もう いい 済んだことだから



悔しい気持ちをバネにするより
与えられた幸運を喜んだほうが
効率的

淋しい気持ちを糧にするなんて
なにかの使い方へんな方向性に
なにかに抑圧されていたのかな
それっていったいなんだったか

花びらは散ってしまったよ
この並木道はキレイに映える
酔いから醒めればただの路地
また来年の春を待つだけ


まもなく夏というのに
あんまり気分が盛りあがらない
わかってる わかってるって
あと何回? 知らないけれど
あと何回  ある程度の予測

荒海に乗り出した冒険者は非舵
しびれを切らして波に飛び込んだ愚か者も
日差しを浴びて笑う
日焼けのし過ぎ痛む
やけっぱちぎみに夏を愛おしく思えばいいだけのこと


だって
なにもかも
ほんのデータさ










白い壁

信じているなら信じるままに進むといいよ
誰かに問いかけてみても他人事で終わるし
自分のことは自分でなんとかできるものと
思っているから

最適解ずらり並べて立体的な回路の隙間に
点の状態で夢が浮かんでいるのが見えれば
あらかじめ決められていることなんて
わずかなものだと気づくだろう

新緑が落ち着いて曇りがち
ときおりの陽射しは乱反射
窓ガラスにも屋根にも
再塗装された白い壁も

勝ちたいなあ




なにもかもが見え透けていく

こればっかりは どうしようもないんだよ
できないものは できないんだから どうしようも

ねえ


なんとかなるって なんとかするって
できたらいいな できそうなんだよ あとすこしで





もうすこし あとすこし そのさきに

見えた気がしたんだ

見えた気が

見える気がするんだ

見える気が




勝負運か 勝負運な 

好きなようにやってみればいい

おっかなびっくりじゃなくて

深呼吸したあと続けて一息

なにもかもが見え透けていく











ナンテン

ナンテンの花が咲いて朝日に染まる

白壁に反射した眩しさ窓いっぱい

悪いのは向こうだよ

悪いのは向こうだよ

と正義ふりかざして

落ち込んでりゃ世話ないね



本当は名前があるのに

「雑草」

大切に育ててもいいのに

「ちぎり採る」

風は潮に満ちて

髪べとついて

やっぱり責めたくてしかたないんだ



被害者こっち

被害者こっち

と弱さ見せびらかし

気づいたときは

こっちが悪者

こっちが悪者

こっちかよ

と叫べば思うつぼ


にやり

澄まして

首都圏から郊外へ放射線状に伸びる道路が

やたら渋滞で

遠回りのほうが早いよ

いまのうち



どれがナンテンの花だっけ

白い粒のアレのこと

遠回りのほうが早いよ

いまのうち




自分で考えなくちゃ

どのみち終わりに出くわすさ

自分で考えなくちゃ

どのみち答が見つかるさ




なにかを始めるときに、遅すぎることなんてない、と思う。

ネトゲの仲間たちが次々にブログを始めた。
「ブログ始めたよ」と報告を受けるたびに、
『もっと早くやってよ』と思っていたが、
「ブログ始めたよ。いまさらかな?」と言うので、
「いまさらじゃないよ」と答えた。
「そう? 遅くない?」
「いや。 ぜんぜん!」と答えた。


なにかを始めるときに、遅すぎることなんてない、と思う。
基本的に。

『もっと早くやってよ』と思ってしまったのは、
『ゲームが盛り上がっていたころのほうが、ブログも盛り上がっていた』から。
ただそれだけの理由。
ゲームでの日々の、あれやこれやを、みんなで好き勝手に書くだけで楽しかったろうなと思ったからだ。個人個人が好き勝手に書いたことが、結果的にリンクしていって、ひとつの「世界」を多角的に見られるようになる。そんな淡い期待が心をよぎると、
『あの頃だったら、もっと楽しかったのにさ』と思ってしまうというわけだ。

なにかを始めるときに、遅すぎることなんてない、と思う。
基本だよ。


やりなおしがきかない人生だから、
さみしくなることもあるし、いたたまれなくなったりもするし、
封印してあるはずの記憶なんて勝手にスキマから出てきちゃうし。
そのくせ、
『覚えてないの?』と誰かに言われてしまうくらいに、
いろいろと忘れているのも事実。


誰かの記憶と、誰かの記憶が同じとは限らないので、
仮に思い出話を適当に綴るだけだとしても、興味深いんじゃないかな。と思う。








蒸し暑い


今日も暑い

あたりまえのように熱い

夏至の前は日が長いから

いい気になってしまいそう



梅雨空カモン

蒸し暑い

ひだまりカラーの入道雲が

東南の空に湧く



からっからノドうるおす


井戸から汲みあげ

よく冷えてる




正しいことをしている

そのつもりでいる

取り残されて孤独だけれど

この道は駅まで続いている


またもや車 

次にトラック

すごい勢い砂煙あげて走ってく

誰かと すれ違いそうも ない


またもや車か

窓越し別世界

こっちにいるよ

こっち

人とは すれ違いそうに ない




 | HOME |  古い記事へ »

文字サイズの変更

プロフィール

souheishimizu

Author:souheishimizu
 

清水漱平










言葉を綴り、


ときどき線を描き、


まれに色を塗ります。




collaborator



Come attracted a wave of summer
Moving by TOM'ambitious Laboratory.




Site design by CC Workshop
Wireframe advice by Qing Fortunati

Blog Butler by JOHN Dapps




Solution Focus Approach by Alician F Alliance




Drawing by lomeqatrive@pixiv




I borrowed power.special thanks.

SUMMERvacation

ご訪問ありがとうございます。

メールフォーム

お問い合わせは、こちらから、どうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

カテゴリ

春 (538)
夏 (765)
秋 (20)
冬 (395)
夏色の渚カンタービレ (76)
扉が開いた (22)
扉から扉へ (26)
扉の向こう (18)
世界樹 (104)
浮遊の途中 (9)
季節回遊 (43)
記録保管倉庫 (1)
果実 (3)
別の理由 (30)
ビジネス (14)
フルーツパーラー・ホットケェキ (48)
またたき (479)
海容性気孔 (88)
長雨と台風の季節 (37)
賞賛の嵐に叫ぶ季節 (26)
個人情報保護方針 (1)

Twitter...

Privacy Policy


プライバシー・ポリシー(個人情報保護方針)



Sponsored Link



Sponsored Link

Sponsored Link

Sponsored Link

Sponsored Link☆

Sponsored Link

Sponsored Link

Sponsored Link

Sponsored Link



リンク

このブログをリンクに追加する

Sponsored Link

花ハ踊レヤいろはにほ

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:36時点)

ハナヤマタ音楽集『華鳴音女』

新品価格
¥2,400から
(2018/5/15 14:36時点)

Sponsored Link

スポンサードリンク

灼熱スイッチ

新品価格
¥250から
(2018/5/24 20:09時点)

愛の詩-words of love-

新品価格
¥250から
(2018/5/24 20:42時点)

BEAUTIFUL=SENTENCE(Duet)

新品価格
¥250から
(2018/5/24 20:45時点)

Sponsored Link

君は1000%

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:22時点)

Navigator

新品価格
¥1,700から
(2018/5/15 13:23時点)

Crystal Night

新品価格
¥1,600から
(2018/5/15 13:45時点)

Down Town Mystery (Night Time Version)

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:47時点)

AQUA CITY

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:22時点)

ANOTHER SUMMER

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:23時点)

RIVER'S ISLAND

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:44時点)

NEVER ENDING SUMMER

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:44時点)

FIRST FINALE

新品価格
¥1,500から
(2018/5/15 13:44時点)

杉山清貴&オメガトライブ 35TH ANNIVERSARY オール・シングルス+カマサミ・コング DJスペシャル&モア

新品価格
¥5,200から
(2018/5/15 13:21時点)

SEA IS A LADY 2017

新品価格
¥2,100から
(2018/5/15 13:26時点)

夏!夏!夏! BEST ALBUM -NON STOP DJ MIX- UNIVERSAL EDITION

新品価格
¥2,100から
(2018/5/15 13:28時点)

Taiyou no Kisetsu

新品価格
¥1,350から
(2018/5/15 13:29時点)

A FAREWELL TO THE SEASHORE 午後の水平線

新品価格
¥1,000から
(2018/5/15 13:33時点)

夏の旅 <2017 Remaster>

新品価格
¥900から
(2018/5/15 13:30時点)

THE SEPTEMBER WIND 九月の風~通り過ぎた夏 <2017 Remaster>

新品価格
¥900から
(2018/5/15 13:31時点)

FALL ON THE AVENUE~見知らぬ街で <2017 Remaster>

新品価格
¥900から
(2018/5/15 13:32時点)

SPLASH & FLASH 遅い朝食にはビールを・・・

新品価格
¥1,000から
(2018/5/15 13:33時点)

Sponsored Link

君は1000%

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:50時点)

ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:51時点)

アスファルト・レディ

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:53時点)

君のハートはマリンブルー

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:51時点)

サイレンスがいっぱい

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:51時点)

ガラスのPALM TREE

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:53時点)

アクアマリンのままでいて

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:52時点)

Sponsored Link

接吻 (Single Version)

新品価格
¥250から
(2018/5/15 13:59時点)

風の歌を聴け

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 13:58時点)

EYES

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 13:59時点)

Sunny Side Of Original Love

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:00時点)

月の裏で会いましょう (Single Version)

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:02時点)

夏だけの女神(ディアーナ)

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:03時点)

GOLDEN SELECTION コモリタミノル

新品価格
¥2,900から
(2018/5/15 14:03時点)

Self Portrait(今夜は忘れたい(1969の片想いアナザー・バージョン))

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:15時点)

1969の片想い

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:16時点)

夏のクラクション

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:12時点)

思い出のビーチクラブ

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:13時点)

オーシャン・ブルー

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:13時点)

オーシャン・ブルー

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:14時点)

P.S.抱きしめたい

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:11時点)

246:3AM

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:12時点)

エスケイプ

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:11時点)

クリスマスキャロルの頃には

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:10時点)

SHINE ON ME

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:13時点)

あの頃のまま

新品価格
¥210から
(2018/5/15 14:16時点)

Sponsored Link

夢の途中

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:22時点)

Goodbye Day

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:23時点)

Ordinary

新品価格
¥1,530から
(2018/5/23 02:43時点)

僕等のダイアリー

新品価格
¥270から
(2018/5/15 14:24時点)

はぐれそうな天使

新品価格
¥250から
(2018/5/15 14:24時点)

夢の途中

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:26時点)

Sparkle

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:27時点)

Natural Menu

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:23時点)

AT RANDOM

新品価格
¥2,100から
(2018/5/15 14:25時点)

遊歩道

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:25時点)

夢の途中

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:22時点)

永遠の瞬間

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:21時点)

Visitor

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:21時点)

ROMANTIC CINEMATIC

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:23時点)

永遠の瞬間

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:21時点)

Etranger

新品価格
¥1,530から
(2018/5/15 14:22時点)

Sponsored Link

Charge & Go.

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:28時点)

Sky! Sky! Sky!

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:29時点)

FLOW

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:32時点)

Summer Parade

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:32時点)

激情メランコリック 情熱MIX

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:31時点)

Sponsored Link

一本の音楽(2012 Version)

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:35時点)

134 gou Story

新品価格
¥250から
(2018/5/21 00:35時点)

Sponsored Link

一時間遅れの僕の天使 ~Lately X'mas~

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:34時点)

ありがとう

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:27時点)

永遠の約束

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:28時点)

いつも二人で (Remix Version)

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:31時点)

ほっとけないよ ~Album Version~

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:33時点)

熱い風

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:28時点)

宝島 -TREASURE ISLAND-

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:27時点)

Party's over

新品価格
¥250から
(2018/5/23 23:33時点)

スポンサードリンク

夢の途中

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:51時点)

Sparkle

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 20:00時点)

遊歩道

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:58時点)

Ordinary

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:47時点)

Visitor

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:48時点)

ROMANTIC CINEMATIC

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:52時点)

Natural Menu

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:54時点)

AT RANDOM

新品価格
¥2,100から
(2018/5/24 19:48時点)

ONLY YESTERDAY

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:49時点)

ジグザグ

新品価格
¥2,100から
(2018/5/24 19:57時点)

浅い夢

新品価格
¥2,100から
(2018/5/24 19:59時点)

BY MY SIDE

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:55時点)

With Time

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:56時点)

永遠の瞬間

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:50時点)

Etranger

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:49時点)

I Will.

新品価格
¥1,530から
(2018/5/24 19:50時点)

Sponsored Link

FC2Ad

Template by たけやん