自由気ままな一人旅のように、自由気ままに言葉つづる時間。

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プロフィール

souheishimizu

Author:souheishimizu
 

清水漱平










言葉を綴り、


ときどき線を描き、


まれに色を塗ります。

























Come attracted a wave of summer
動 by TOM'ambitious Laboratory.







絵 by lomeqatrive@pixiv









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帆掛け舟、奔る。



帆掛け舟 奔る
水面 鏡 波しぶき見えるまで
眠りたくなる陽射しの熱

いつ折れたか忘れたんなら そのままでいい
もう直してあるからさ

なにもかも自分で背負う覚悟は立派なものだけど
気づいてくれると嬉しいんだな
そっと気にかけていること
もう直してあるからさ


ふとしたときに気づくんでいい
あらたまって振り向かなくても
もう準備万端
目覚めにもってこいの陽射しの熱


帆掛け舟 奔る
いつも 空荷 手応えのない響き
諦める気力も失せる

いつ折れたか忘れたんなら そのほうがいい
もう直してあるからさ


広い世界と世間を見間違うなよ
黄昏の美しさは格別だからこそ
今は眩しい蒼く輝く深い空を

いつも気にかけている
いつも頼りにしている

帆掛け舟 奔る



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ライ麦



光がおおう ライ麦 いちめんの水面
誰かの言葉で不安なら
自分の言葉を出してごらんよ

支えてくれている
そっと力を込めて背中を押すときもある ので

自由に生きていこう
自由に生きていこう

雨が降れば恵みとなり
晴れ渡れば健やかだ
自分の体を信じてごらん

知っている
覚えている

自由に生きてみよう
自由に生きてみよう

自由に生きて叫んでみたい気持ちを感じて
あふれるままを

視界をおおう ライ麦 いちめんの水面
夢から夢へ乗り継ぐ旅人
自分の行き先を告げてごらんよ

さあ 幸運を ライ麦 
さあ 日差し ライ麦





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それだけでもいいと思う



扇風機の掃除をした


羽根にミントを塗った


なんとなく涼しさが増したような気がした



暑いものは暑いと言え

嫌なものは嫌と言う

好きなものは好きと言う

どんなに大変でも「好き」と言う


扇風機を増やした

玄関にも設置した

温度計は30℃を超えたまま

風が湿気を飛ばすなら

それだけでもいいと思う



他人の家のエアコンをうらやましがるより

こんなに暑くて暑くて仕方ないのに嬉しくて仕方のない自分自身が愛おしい




やっぱり こっちのほうがいいよ





玄関にも設置した

扇風機を増やした

ああ

自分で作ったんだ

材料は落ちてるやつで

工場まわって

事務所にも




だけどね

ときどき思うんだ

たぶん子供のころの過ごし方で

いろいろ変わったかもしれないと

いろいろ変わったかもしれないが

なんにも変わってないのも事実

結局は

落ちてる材料を集めて

組み立てなおしの毎日



扇風機が増えても

エアコンにならないから

いつかまた

行ってみような

電気店






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凍らせた果実



呼び鈴ころげて落ちた崖っぷち
覗き込むなよ気が滅入る
ちょっとだけ日に焼きすぎた素肌
水着を脱いで夏の空
浪の冷たさと砂の息
人目を気にせず愛を交わし始めるひともいるけれど
こっちは こっちで こっちなりに


乾いた傘
誰もが裸で同じだけれど
きみだけいちばん美しい
写真を撮らせて
視線を逸らして
あそこの形がわかる角度の
ビーチに吹く水平線からの


凍らせた果実を砕き
口の中で溶かした
やせた体に容赦なく砂混じりの潮風が痛い
水着を脱いで夏の海
この命を楽しみたい
誰かの名誉を維持するために伝統を継ぎ努力してきた
時代を否定する気がないのに
『だから若い奴は』と嘆かれ
いいのかな それで
そんなんで ほんと


難しい話ばかりしてしまう
無口でいないと大人はクズだ


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ありのままの夏の温度を満喫しながら歌った



疑問を捨てたら散歩に出るよ

捨てたのにつきまとう
歩きながら心に浮かぶ


もういいんじゃないのかな
もういいんじゃないのかよ

疑問そのものが間違いなんだ

正しいものがなんなのかは
見ての通り
見ての通り

地図で確かめれば海すぐそこ
でも見えない
潮騒と潮の香りが包み込んで
夏の陽射しは容赦なく
アスファルトを溶かしてしまった


夜に冷えれば砂をつかみ
素足の裏を焦がしながら
ゆるめの夢を見届けても
いつも引き締まった表情



ずいぶん長い間そうやって眠っていた


疑問を捨てても旅の途中
新しい疑問を抱えて散歩の続き
まあ いいさ
そんなこと気にしなくても済むような
楽しいことをすればいい
楽しいことを見つければ
楽しみながら

ありのままの夏の温度を満喫しながら歌った



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魅力的なほうが選ばれるだけのこと



濡れた道ぐじょぐじょ
砂利道のキャパオーバー
石が浮いて流されてしまった

昨日から雲行きが怪しい
大丈夫と念じながら
岩が燃えて消えてしまった

どこのどいつだよ
世界の破滅を願っているのは
どこのどいつだよ
絶望の蜜を振る舞うのは

魅力的なほうが勝つ
それだけのこと

魅力的なほうが勝つ
それだけのこと


誰かの感情にアクセスできても
支配するなんて無理
それはお互い様の法則
ありとあらゆる論理の根拠

僕が変わるのを待つのは無駄
君が振りかざす正義が敵対しているのは
またもや正義なのだから
君が変えられないように

魅力的なほうが選ばれるだけのこと





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いいじゃないか、これはこれで。



不自由してるよ
だからどうした

不満たらたら
だからなんだよ

いいじゃないか
これはこれで

与えられた命を
好きなだけ喜べ
生かされている
好きなだけ悦べ


ぶっきらぼうに
捨てゼリフだけ
本音そこかしこ
見え隠れしてる

バレバレだよな

いいじゃないか
それはそれで

いまは
自分に
与えられた命を




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そこにあるだけのもの



なんとかなりそうだろ
なんとかなるんだよ

わかりきったこと
うろうろうだうだ

くよくよしたっていいんだよ
それでもなんとかするんだよ

わかりきったこと
自分自身の気持ち


よく見ておけ
よく見ておけ
よく見ておけ

そこにあるのは
そこにあるだけのもの




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なにもない地平線



やりきったつもりでいた
やりのこしがある
ほら
あそこの斜面だよ
ヤブカラシが生い茂り始めた
放っておくと
やられちゃうよ
放っておくと
やられちゃうよ
いまならまだ間に合うから
いまならまだ間に合うから

ちょっと待って土用だよ
草も土もいじらないでくれよと言われて
放っておくの?
枯らされるよ
放っておくの?
絶やされるよ

わかりきっていること目の当たりに
嘆きながら成すすべなく
表現する言葉も虚しく
ああ
しかたないか
しかたないよ
やりきったつもりでいた
やりのこしがある
時間だよ
制限きた
次いくよ次


新しい台地は潤いの腐葉土で満たされて
収穫できる野菜と果実を苗で植えられる
ちょっと待って土用だよ
ちょっと待って帰省だよ
ちょっと待って繰り返し
なにもない地平線

ごらんなにもない地平線に見えて
人の手を必要としない草と水たまりが増えていく
私利私欲の目には
なにもない地平線








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水の階段



濁った水と曇り空なのに透明感あふれる時間
汗かいて肌べたついて水を浴びたい心境で
こんなタイミングで「見たいの?」と訊かれ
そんな表情で「そんなに?」と言われて
「見るだけ、よ?」と念を押されて
うなずいた

とろり果汁したたる風味
舌で触れる
指を入れる
茎が立つと
震えている

がなりたてるような鳥
わめきちらしたかのようなセミ
静けさってなに
とぎれとぎれ愛らしい小さな声ヒア



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